栄養士
飲食の道でプロを目指す!
食の資格・検定紹介
調理・キッチンの資格
更新日:2023年5月25日
栄養士
幅広い分野で活躍できる!人々の食生活をサポートする専門職
栄養士は、食事や栄養の計画・指導、献立作成・調理を専門にした資格です。都道府県知事の免許を受けて、個々のニーズに合わせた栄養の指導に従事します。
資格の紹介
栄養士は、食事や栄養の計画・指導、献立作成・調理を専門にした資格です。都道府県知事の免許を受けて、個々のニーズに合わせた栄養の指導に従事します。
よく似た資格に管理栄養士がありますが、こちらは厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。入院患者や食生活の改善が必要な人、高齢で食事がとりづらくなっている人に向けた栄養指導や給食管理を担うのに対して、栄養士が関わるのはおもに健康な人です。
食や栄養、健康の幅広い知識や調理技術が、栄養士には求められます。また複数人で協力しながら業務を行うため、コミュニケーション能力やチームワークも欠かせません。高齢化や健康意識の高まりにより、とくに医療や福祉・介護の現場でのニーズが高まっています。
資格取得のメリット
栄養士を取得して活躍できるメリットは、食と栄養のプロフェッショナルとして、人々の健康な食生活をサポートできることです。
また、栄養士になれば資格を活かして就職・転職活動がしやすくなります。とくに医療機関や介護施設、大手企業・飲食店など、安定した働き方ができる職場も多いことが特徴です。
ただし、給与はほかの資格に比べると高くありません。年収の目安は360万〜370万円台です。より高い給料を目指すのであれば、管理栄養士を取得することをオススメします。より専門性の高い業務に携われたり、資格手当がついたりと、年収アップの可能性が上がります。
取得者の声
「料理をすることが好きだったので、毎日和洋中さまざまなメニューの献立づくりや調理に携われて、とてもやりがいを感じています。もっとこうしたら美味しくできるのでは?と考えることが楽しく、スキルアップにも実感しています」
「ごちそうさま!美味しかった!と言ってもらえることが、この仕事の喜びです。楽しいことばかりではありませんが、失敗や挫折が成長につながっていると思います」
資格のとり方
栄養士になるには、厚生労働大臣から栄養士養成施設として指定認可された学校に入学し、栄養士養成課程を修了・卒業しなければなりません。
栄養士養成施設には、4年制の大学(管理栄養士養成施設と栄養士養成施設の2つ)と、2年制の短期大学または4年制・3年制・2年制の専門学校があります。すべて昼間部のみです。通信教育や夜間学校はありません。
必修科目には
・社会生活と健康
・人体の構造と機能
・食品と衛生
・実験・実習
・栄養と健康
・栄養の指導
・給食の運営
などがあります。
また、管理栄養士になるには、この栄養士の取得が必須となっています。
仕事先・キャリアプラン
栄養士の就職先は多岐にわたります。給食会社をはじめ一般企業や学校、保育園・幼稚園、病院、介護施設、社会福祉施設、保健所などが挙げられます。
最近では低カロリーや低糖質食を専門にしたレストランや、食材にこだわった健康志向の料理を提供する飲食店、ダイエットメニューを提案するフィットネスクラブでも、栄養士の採用ニーズが高まっています。
健康や栄養に関するアドバイスだけでなく、行政の現場に入って、食育や食品の安全性の啓発活動に携わることも可能です。
このように栄養士が活躍できる職場は多様にあります。管理栄養士へのステップアップや、フリーランスとしての独立も可能なため、幅広いキャリアの選択肢がある資格だと考えられます。
飲食業界で役立つ資格一覧