ワインコーディネーター ・ソムリエ(ANSA)
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更新日:2023年6月14日
ワインコーディネーター ・ソムリエ(ANSA)
接客力・セールス力も問われるソムリエ資格
ワインコーディネーター ・ソムリエは、全日本ソムリエ連盟が実施する資格です。
資格の紹介
ワインコーディネーター ・ソムリエは、全日本ソムリエ連盟が実施する資格です。
全日本ソムリエ連盟は、ANSA(ALL NIPPON SOMMELIER ASSOCIATION)と呼ばれる、1997年に設立された民間組織です。
ANSAによるワインコーディネーター ・ソムリエは、日本ソムリエ協会(JSA)が主催するソムリエ資格よりも、受験要件を満たしやすく、合格のハードルも低いことが特徴です。
試験ではワインの知識やテイスティング能力の基本技術にくわえ、専門器具の取り扱い方、お客様への接客力、セールスプロモーションの力が問われます。
受験時にワインコーディネーターかソムリエか、呼称資格を選択可能です。ワインコーディネーターはワインの飲み方の違いや、ワインと料理のマリアージュを説明・提案する一方、ソムリエは、ワインの専門的なアドバイスを担います。
資格取得のメリット
ANSAのワインコーディネーター ・ソムリエを取得するメリットは、ワインのエキスパートになれることです。
ソムリエとして飲食店で働くには資格は必須ではありません。しかし、資格を取得することで、ワインの知識・技術を身につけ、仕事に活かせる点が大きな利点です。
たとえば、ソムリエとして次のような活動ができます。
・お客様の好みやリクエストに応じて、最適なワインを提供できる
・料理に合う一杯をご案内できる
・世界のワインに精通し、より良質なワインを仕入れ、お店の魅力アップに貢献できる
資格をうまく役立たせることで、良いサービスが提供でき、お客様の満足度を高められるでしょう。また、ワインの専門家として認められ、周りからの信頼度も上がると、期待できます。
取得者の声
「仕事のためにソムリエの受験勉強を始めましたが、自分のワインに対する理解が広がったことが大きいですね。資格を取って、ワインの楽しみ方が変わり、それを多くの人に伝えていきたいと思えるようになりました」
資格のとり方
ワインコーディネーター ・ソムリエ(ANSA)は、受験申込時に「ワインコーディネーター」か「ソムリエ」を選びます。20歳以上であれば、誰でも受験できます。ほかの受験資格はありません。
以下4つの受講コースが設けられています。
・eラーニングコース(1.5カ月)
・通信コース(3カ月)
・オンデマンド(在宅)受講・受験コース(1日)
・2日間集中受講・受験コース(2日)
eラーニングコースと通信コースを選択した場合、試験はありません。前者はスマートフォンやタブレット端末を使い、オンラインで資格取得が完結します。後者は、テキストやDVDで勉強をし、全3回の課題をクリアすれば合格です。課題は専任講師からの添削・アドバイスを受けられます。
試験は1次〜5次試験(2日間集中受講コースは3次試験)まであり、筆記試験やテイスティング、実技試験、口頭試験が行われます。合格率は30〜40%台です。
仕事先・キャリアプラン
おもな仕事先として、ワインコーディネーター は酒販店やワインのセレクトショップ、ソムリエはフランスやイタリア料理のレストランやホテル、ワインバーが挙げられます。ワインを充実させている日本料理店や居酒屋でも、ソムリエとして活躍できるでしょう。
職場によっては、ワインコーディネーター ・ソムリエの資格手当や資格取得のためのサポートが受けられるケースもあります。国内や世界各国のワイナリーを巡る研修を実施していることもあり、スキルアップする機会も得られるでしょう。
キャリアパスとして、よりプロフェッショナルを目指すだけではなく、店長・マネージャー、本部職への道もあります。年収は企業により差はありますが、300万〜400万円台が目安です。
飲食業界で役立つ資格一覧