唎酒師
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更新日:2023年6月15日
唎酒師
強みとして活かせる!日本酒の提供・販売のプロフェッショナル
唎酒師(ききさけし)は、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(通称SSI)が認定する民間資格です。「日本酒のソムリエ」とも呼ばれています。1991年に制定されて以来、これまで4万人以上の人が認定を受けてきました。
資格の紹介
唎酒師(ききさけし)は、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(通称SSI)が認定する民間資格です。「日本酒のソムリエ」とも呼ばれています。1991年に制定されて以来、これまで4万人以上の人が認定を受けてきました。
日本酒検定や酒匠、日本酒ナビゲーター、SAKE DIPLOMAなど日本酒に関する検定・資格は沢山ありますが、唎酒師はもっともメジャーな日本酒に関する資格として認知されています。
唎酒師は、季節や料理に合った日本酒を選定したり、お客様の好みや飲むシーンに応じて最適な銘柄や飲み方を提案したりすることが、おもな役割です。日本酒の知識だけではなく、美味しく日本酒を味わってもらうためのおもてなしや、売上を伸ばす販売の技術を持っていることも特徴です。
資格取得のメリット
唎酒師を取得するメリットは、豊富な知識や深いテイスティングスキルをもとに、最適な日本酒をお客様に提供できることです。料理やペアリングにも精通しているため、ご提案したことが顧客の満足度を上げることにつながります。
最近では「唎酒師がいるお店」「唎酒師が厳選した日本酒」と謳っている飲食店も増えてきました。資格保持者がいることを打ち出すことで集客力がアップしたり、ご来店されたお客様とのコミュニケーションのきっかけとして活かせたりします。
唎酒師として働く上では、オススメしたお酒や料理をお客様に気に入ってもらえることが、大きな喜びです。
取得者の声
「自分の強みにできるスキルを身につけたいと考えていました。とくに興味のあった日本酒のプロになろうと、唎酒師を取りました。日本酒の初心者や得意ではない人から、マニアックなお酒飲みまで、幅広いお客様のリクエストに応えられるる力がついたと思います」
「地酒を売りにした飲食店を経営しています。唎酒師を打ち出すことで、集客力が上がりました。もともと酒蔵から直接日本酒のことを教えてもらったり、独学をしたりして知識を蓄えてきました。資格を取得してからは、唎酒師をしっかりアピールすることで、オススメを選んで欲しいとの声が多くなりました。お客様の期待に応えられるようになったことが良かったですね。」
資格のとり方
唎酒師を取得するには、SSIが主催する「唎酒師養成講座」を受ける必要があります。養成講座には会場や在宅、通学などで受講できるコースが設けられています。
講座受講を修了した後、認定試験を受け、合格すると唎酒師の資格が取得可能です。なお、養成講座には、通信コースが用意されており、このコースのみ添削問題(全6回)を提出し完了すれば、試験なしで資格認定を受けられます。
試験は、筆記と実技に分かれており、一次〜四次試験まであります。三次試験は、日本酒を飲み比べるテイスティング試験です。
*出題内容は以下を参考にしてください。
<一次試験>
・接客のあり方に関する質問
・食品・飲料全般の基礎知識
<二次試験>
・日本酒の基礎知識
<三次試験>
・日本酒のテイスティング
・香味特性別分類の判定・劣化した日本酒の品質判定
<四次試験>
・日本酒のサービスに関する知識
・季節・気候に合わせた提案力の質問
仕事先・キャリアプラン
唎酒師は、日本酒を扱う居酒屋やレストラン、和食店、バーなど、飲食店で働く人に役立つ資格です。
資格を取得することで、日本酒と料理の組み合わせやお酒の品質管理、日本酒を楽しんでもらうためのおもてなしの知識・スキルがあると見なされるため、就職・転職活動で評価されやすくなるでしょう。
実際に、唎酒師として働くようになれば、日本酒の仕入れや日本酒に合う新メニューの開発に携われるチャンスもあります。仕事の幅を広げたい人は唎酒師を活かせるでしょう。さらに、日本酒好きな人とのネットワークが広がったり、酒蔵とのつながりができやすくなったりする可能性もあります。
飲食業界で役立つ資格一覧