レストランサービス技能士
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食の資格・検定紹介
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更新日:2023年6月6日
レストランサービス技能士
飲食店のサービス・接客業では唯一の国家資格!
レストランサービス技能士は、国家資格である技能検定制度の1つです。
資格の紹介
レストランサービス技能士は、国家資格である技能検定制度の1つです。
2022年、労働者の技能と地位の向上を図ることを目的に、職業能力開発促進法(第47条第1項に)に基づいて国家資格化されました。レストランサービス技能士になるには、レストランサービス技能士に関する学科及び実技試験に合格する必要があります。
合格者は、飲食店のサービス・接客のプロフェッショナルとして、お客様に満足度の高いサービスを提供するスキルを保有していることを証明できます。
レストランやホテルのウェイターやウェイトレス、ホールスタッフなど、料飲サービスのスペシャリストが業務に活かせる資格です。
資格取得のメリット
レストランサービス技能士を取得することで、接客・サービスのスキルや知識を証明できるようになります。
サービスのクオリティは、料理のように目で見たり味わったりして確かめることは困難です。
しかし、レストランサービス技能士を取得すれば、国家技能検定保持として、一定のレベルの技能があることを証明できます。
レストランサービス技能士の試験合格者は、日本ホテル・レストランサービス技能協会から合格バッジを購入でき、バッジを身につけて業務に従事できることもメリットです。
取得者の声
「試験に合格したことで、プロになることへの自信と自覚が生まれました。接客のプロとして高みを目指すためには、必須の資格だと思います」
「レストランサービス技能士を取得したことで、よりお客様の目線で物事を考え、お食事を堪能して頂くために、サービスの技能を磨いていくことを意識するようになりました」
資格のとり方
レストランサービス技能士の試験は、1級~3級の3等級があります。
試験を受験するために必要な実務年数は3級が1年、2級が3年、1級が11年以上です。実務はレストランやカフェ、ファストフードなどの飲食業や婚礼サービス、宴会サービス業での実務経験が求められます。
ほかにも試験を受験するために必要な学歴や職業訓練などの条件や試験免除の条件が、等級ごとに細かく設定されています。
各級とも学科試験と実技試験の試験科目があり、具体的な内容は以下の通りです。
<学科試験>
・食品衛生及び公衆衛生
・料飲一般
・レストランサービス
・食文化
・施設の管理など
・苦情への対応
・関係法規
・安全衛生
<実技試験>
・接客マナー
・テーブルサービス
・ワゴンサービス(1級)
学科試験は、マークシート方式で正誤判断の問題が100問出題され、合格点は60点以上です。合格率は3級で55%前後、2級が40%前後、1級は35%前後です。
実技試験は、2級で簡単な英会話、1級で英語とフランス語の会話が求められるのが特徴です。
仕事先・キャリアプラン
レストランサービス技能士は、飲食業界の接客・サービス業がおもに就く仕事です。とくにレストランやカフェ、ホテル、ウエディングレストランのウェイター、ウェイトレスとして働きたい人におすすめの資格です。
料理の形式に合わせたテーブルセッティングや接客方法、欧米式のマナー・サービスのスキルなど幅広いスキルを習得できます。また、海外のお客様がよく来店する旅館・料亭の仲居・女将の実務にも活かせるでしょう。
有資格者は、就職・転職活動の書類・面接で、資格が業務に活かせることをアピールできます。キャリアアップを目指す際も、評価されるポイントになります。資格の知識を活かして管理職として人材教育をすれば、従業員のサービスの質やホスピタリティの向上に貢献できるようになるためです。ぜひレストランサービス技能士を取得して、就職や昇進にお役立てください。
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