日本さかな検定(ととけん)
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日本さかな検定(ととけん)
日本の魚食文化の魅力を再発見!魚好きにおすすめの検定
日本さかな検定は、魚介全般の知識を問う検定です。
資格の紹介
日本さかな検定は、魚介全般の知識を問う検定です。
2010年に誕生し、「ととけん」の愛称で呼ばれています。一般社団法人日本さかな検定協会が主催をし、タレント・魚類学者で有名なさかなくんが応援団を務めています。
日本全国の魚食文化やおいしい食べ方、魚の旬や目利きなど、魚の知識・関知を深めることで、日本の豊かな食文化を再発見することが、この検定の目的です。
全国の魚好きから人気があり、子どもから大人まで幅広い年齢層が日本さかな検定を受けています。受験者数は、これまで30,000名以上にのぼります。
資格取得のメリット
日本さかな検定を取得するメリットは、幅広い魚介の知識が得られることです。日本各地に生息する魚の種類や、美味しい調理方法を学ぶことで、日常生活や仕事などのシーンで活用できます。
近年、日本食は世界中から注目されています。海の幸は日本食に欠かせない食材です。地域ごとに魚の特徴があり、食の楽しみ方も多様です。日本さかな検定を取得することで、日本人だけでなく、世界中の人々にむけて日本の魚食文化の魅力を発信できるようになるでしょう。
また、受験料の一部が東日本大震災の義援金として寄付されます。被災した三陸地方の漁業復興支援に関われる点もメリットです。
日本さかな検定を受験することで、魚の種類や旬の魚について詳しくなります。
他にも魚の調理法など幅広く魚に関する知識を得ることができる検定試験です。
資格のとり方
日本さかな検定には、3級・2級・1級があります。3級・2級は受験資格はなく、誰でも受けられます。併願も可能です。1級は、日本さかな検定2級の合格者のみが受験できます。
試験はオンラインでの在宅PC受検で、全国同日に一斉開催されます。試験時間は70分です。問題は各級100問、4者択一方式で出題されます。
<3級>
・レベル:初級
・対象:はじめて出会う発見・感動を通して魚にもっと親しみたい人
・合格点:正答60問以上
<2級>
・レベル:中級
・対象:魚好きにして通を自認する一般の人、もっと魚食文化の奥深さを身につけたい人、漁業・流通・調理の関係者
・合格点:正答70問以上
<1級>
・レベル:上級
・対象:魚と日本の魚食文化に関する広範囲の知識の頂点を目指す人
・合格点:正答80問以上
仕事先・キャリアプラン
日本さかな検定は、魚食文化の魅力を知り、発信することを第一の目的にしているため、飲食店の就職や転職に活かすものではありません。
しかし、魚料理を扱う飲食店であれば、仕事で活かせる場面は多いでしょう。たとえば、仕入れでの魚の目利きや、季節ごとの魚を活かしたメニューづくりなどの業務です。
実際に、1級所持者には魚料理を提供する料亭の板前や海鮮居酒屋の経営者も多いようです。ワインランク上の魚の知識をつけて、お客様により良いものを提供するために、日本さかな検定は役立ちます。
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