調理師
飲食の道でプロを目指す!
食の資格・検定紹介
調理・キッチンの資格
更新日:2023年5月8日
調理師
プロの料理人を目指すなら取得したい!国家資格の代表格
調理師は、食品の栄養・衛生・適切な調理方法などの知識と、安全な料理を作る確かな技術をもつ調理のプロです。
資格の紹介
調理師は、食品の栄養・衛生・適切な調理方法などの知識と、安全な料理を作る確かな技術をもつ調理のプロです。
正確にいえば調理師法に基づき、都道府県知事から免許を受けた者が調理師と定められています。調理の業務に従事する国家資格の代表格として知られています。
ただ料理を作る技術だけでなく、公衆衛生や食品衛生など衛生面に関する専門知識が求められるため、人々の食の安全を守る使命が与えられています。そのため社会的な信頼が高く、責任も大きい資格として位置づけられています。
さらには伝統的な調理技術を受け継ぎながらも、新しい調理法を生み出し、食文化を継承・想像する役割も期待されています。飲食店で調理・キッチンの仕事に携わる人であれば、取得しておきたい資格です。
資格取得のメリット
調理師の資格を取得していると、就職・転職で有利に働きます。
なぜなら確かな調理の技術と、飲食や衛生面に関する幅広い知識を身につけていることが証明されるからです。どの業態においても、お店からの信頼度が高いメジャーな資格です。
場合によっては、入社後すぐに責任のあるポジションを任せられたり、資格手当が支給されたりするケースも珍しくありません。経験が浅い人は調理補助・見習いとしてキャリアをスタートしても良いでしょう。経験を積んで自信がつけば、資格を活かしてキャリアアップを目指せます。
また調理師取得者は食品衛生責任者の講習会が免除されます。申請するだけで食品衛生責任者の資格が取得できるため、自分のお店を持ちたい人は独立・開業がスムーズに進みます。
取得者の声
「資格を取る前よりも、転職活動をするときの選択肢が増えました。食中毒をはじめ衛生面の知識もついて、仕事だけでなく実生活にも資格を活かせています」
「長年サービス業に就いていましたが、料理が好きで以前から調理の仕事に憧れていました。念願の調理師を取得して、今では毎日楽しく料理のプロとして働いています」
資格のとり方
調理師免許を取得する方法は2通りあります。
1つは厚生労働大臣が指定した調理師養成施設を卒業し、申請する方法です。調理師養成施設には専門学校(1年制または2年制)、短大、四年制大学、高校、職業能力開発短期大学校があります。
この方法では、卒業をした人であれば無試験で調理師の免許が取得できる点がメリットです。夜間のコースを設けている学校もあるため、仕事をしながら通学することが可能です。
もう1つの方法が、飲食店や給食施設などで2年以上の調理業務を経験したのち、調理師国家試験を受ける方法です。正社員ではなくても、週4日以上かつ1日6時間以上勤務しているアルバイト・パートスタッフであれば条件を満たせます。
仕事先・キャリアプラン
調理師の資格が活かせる仕事先は日本料理店や割烹、居酒屋、レストラン、中華料理店、ダイニングバー、ホテル・旅館などさまざまです。キッチン・調理の求人を募集しているお店・企業であれば歓迎されやすい資格です。
調理師としてのキャリアプランの1つが、料理長・シェフを目指す道です。厨房内の業務をマネジメントする役職者として活躍できます。料理人として、より専門性を高める職種・業態・資格を選択する人もいます。
たとえば、ふぐ処理師免許を取得して、ふぐ料理専門店に転職するようなケースです。また修行経験を積んだ後に、磨いたスキルを活かして自分のお店を開業する人も多くいます。
飲食業界で役立つ資格一覧