フードコーディネーター
飲食の道でプロを目指す!
食の資格・検定紹介
スキルアップできる資格
更新日:2023年6月20日
フードコーディネーター
食の開発・演出・運営に携わるクリエイター
フードコーディネーターは、「フードコーディネーター資格認定試験」に合格した有資格者のことです。
資格の紹介
フードコーディネーターは、「フードコーディネーター資格認定試験」に合格した有資格者のことです。NPO法人日本フードコーディネーター協会が認定する民間資格として知られています。
フードコーディネーターになると「食の開発」「食の演出」「食の運営」などの分野で、食に関するさまざまな知識を身につけた食の専門家として、飲食業界で活躍できます。
おもな役割は、食のブランドやトレンドを創ること、食の開発・演出・運営に関わることです。さらに新しい食生活やフードビジネスを創造し、改善の提案をする「食のトータルクリエーター」としての活躍も期待されています。
資格取得のメリット
フードコーディネーターを取得するメリットは、飲食の仕事の現場で求められる食の知識や実践力、応用力を身につけられることです。お店のプロデュースや集客をするためのマーケティング活動など、店舗の売上アップに貢献できるようになります。
開発・演出・運営を学んでいることから、幅広い仕事に関われるチャンスもあるでしょう。食品メーカーや医療・福祉、産地の生産者など、各分野のスペシャリストと連携・協力しながら、仕事に従事することも珍しくありません。
食文化や経営・マネジメント、テーブルマナー、食の安全などの正しい知見を有したスペシャリストとして世間で認められやすいのが、フードコーディネーターです。社会的な信頼を獲得し、活躍の場を広げるために活かせる資格です。
取得者の声
「はじめは料理や食べることが好きなので、いつか仕事に活かせたらいいかなと、何となく試験勉強を始めました。でも、楽しく働く先輩フードコーディネーターを知る機会があり、自分も働くイメージが具体的に湧きました。今は念願だった商品開発の仕事に携わっており、毎日充実した日々を送っています。」
資格のとり方
フードコーディネーターの資格認定試験は、3級から1級までの段階に分かれています。
3級試験では、フードコーディネーターに必要な知識として「文化」「経済・経営」「科学」「デザイン・アート」の4分野の広範囲にわたる知識が問われます。
1級・2級試験は、専門分野別の認定です。2級ではフードコーディネーターとしての「専門的な知識と実践的な企画力」の習熟度を測ります。試験内容は、「食市場の動向とマーケティング」や「商品開発」「レストランプロデュース」などです。
1級は、1次試験の企画書審査と、2次試験の面接・プレゼンテーションがあります。問われるのはプロとして活躍するための知識・技術です。具体的には「レストランプロデュース」「商品開発」「フードプロモーション」からテーマを選択し、各分野のスペシャリストと共同作業をし、最善の解決法を見出すスキルが求められます。
仕事先・キャリアプラン
フードコーディネーターはフードビジネス全般で、幅広く活躍できます。
飲食店では、料理・飲み物の提案や新メニューの開発などに携われます。さらにはお店の空間コーディネートや店舗のマネジメント・集客対策でも、資格を活かせるでしょう。
お店の立ち上げに興味がある人は、レストランや居酒屋、カフェのプロデュースにも関われるでしょう。新規出店に積極的な飲食企業に就職することをオススメします。
また、食品メーカーや食品専門商社、ホテル、デパート、料理教室などへの就職・転職活動にも、フードコーディネーターの資格を自己アピールとして活かせます。
フードコーディネーター協会のWebサイトでは、「資格を取って輝く人」として合格者の事例集が掲載されています。多岐にわたる業界で仕事をし、活躍できることがわかります。
キャリアの選択肢を広げたい人は、取得を検討してみてはいかがでしょうか。食の安全や健康意識が高まる中、将来性もある資格です。
飲食業界で役立つ資格一覧